元シェアハウス住人の日記

とあるシェアハウス住人の日記。シェアハウス要素のない日記も多め。キャンプ初心者。休日はお出かけ派。逆流性食道炎で、お酒を控えて「腹八分目」を実践中。

住めば都、されど好みもありまして

今週のお題は「好きな街」ということらしい。

これまで5つの街で暮らしてきたが、特に自分で生計を立てるようになってからは、好きな街の基準が明確になった気がする。好き以前に、生活を保つうえで必要な条件もあれば、プラスアルファ的な要素もある。

根気、街の名前は上げないが、これまで住んだ街で共通して好きなポイントを挙げてみた。ああ自分こんな軸で住む場所の良し悪しを判断してるんだなあ、ということがわかって興味深い。

1.交通(電車)の便が良い

これは、電車通勤族なら誰しも思うことだろう。自家用車をお持ちの場合はそうとも限らないかもしれないけれど。

複数路線が使えればベター。さらに、実家に帰りやすい路線(または空港や新幹線の駅にたどり着きやすい)だとよりよい。こういうときは、大抵大荷物かつ、自分の運が悪いのか天気が悪いことも多々あるので、利便性が重要になる。「おうちに帰るまでが旅行」であれば、おうちに帰るまで楽しい気分でいたいので、できれば風雨にさらされ、人の波にのまれる時間は短い方がいい。

2.充実したスーパーがある

自炊人間にとってはこれが重要。私はレパートリーが少ないので、スーパーがレシピやメニューのアイディアを与えてくれると大変ありがたく感じるタイプ。ゆえに「野菜と肉があればできる!○○セット」とか「ゆでるだけ!○○」といったようなグザイさえs路得れば味付けはなんとかしてくれる系のキットをよく買う。

こうしたものや、冷凍食品が充実しているスーパーは、行くだけで料理のレパートリーが広がる可能性が広がる気がして、うきうきしてしまう。精神衛生的にも重要。

3.家から徒歩/自転車圏内に、非チェーンの飲食店が多い

すきだったカフェのひとつ

絶対条件ではないが、私が好きな街にはたいていこれがある。わたしはゆったりとした時間を過ごせる個人商店をめぐるのが大好きだ。チェーン店でもない、ファストフード店でもない、その店でしか味わえない空間があるというのも好きだし、それゆえに気分に合わせて店を選べる楽しさもある。

たとえば、友人と、今日挟むからおでん食べたいよねといっておでんと焼き鳥がおいしい居酒屋さんに行ったり。今日はおしゃれな晩御飯食べたいなと思ったら、イタリアンレストランに行って、店長オリジナルのピザを頼むのもいい。晩御飯を食べた後、ちょっと足りないからと、可愛いカフェや、おしゃれなバーにふらっといくのもいい。

これは2.とも表裏一体かもしれないが、レパートリーが少ない人間の自炊は使用する材料が偏るので、外食で「自炊で絶対に作らないもの」を食べるのはよい気分転換にもなる。これを気軽に、気分に合わせてできる、というのがとてもいい。

おわりに

私は、これまで住んだ場所が良かったのか、基本的に「この街なんか嫌いだ!」と思ったことはなかった。そんなの、どこにぶつけたらいいかわからない感情の典型だし、わざわざ何が「嫌い」かなんてことを集中して考えると、嫌なことを考える時間が増えるだけでなんのいいこともないからだ。

その結果、だいたいどこの街も「住んでよかったと思う」という、悪くもないが、おもしろくもない感想しか生み出さない。ただ、それを深堀してみると、なんだかんだ度の街にも共通する「好きなポイント」があって、結局はそのポイントを満たすエリアに住んだり、よくでかけていたりする。