シェアハウスに引っ越そうと思った目的のひとつに人と話せる環境に住みたいというものがあった。
新型コロナで友人とご飯に行ったり、お出かけしたりする機会が減り、なんとなく1人を楽しむ時間を増えたなと感じていた。また、普段話す人が、顔ぶれも所属コミュニティも偏ってきている感覚があった。特に後者については、基本人と話すのが会社か社員寮だったこともあり、(共通の話題で盛り上がれるのは楽しいのだけど)新鮮さに欠けていた。
そこで、シェアハウスである。全てのシェアハウスがそうとは限らないが、何かをシェアする時には必然とコミュニケーションが生まれる。そのため、自分と同じような目的を持った人が比較的多く住んでいるだろうと思われた。
実際、引っ越してみたところ、キッチンなどでいろいろな人と顔合わせついでにおしゃべりができて楽しいし、その内容も住人の仕事やその他のバックグラウンドが多様なこともあって、とても新鮮だった(身バレしそうだから詳しくはかかないが、そんな職業の人初めて出会った!とか、私が全く知らない分野に明るい人とか)。
とくに、週末は仕事がお休みの人も多いので、キッチンで顔を合わせた人と喋ることがよくある。お酒やおつまみ、ときには果物やジュースをつまみつつ、だべるのは楽しい。その場で「あ、じゃあ今度そこ行こうよ!」と新しい遊びの予定が決まることもある。
なにより、こういった出来事が、わざわざ約束や事前の時間調整なしにおこるのがシェアハウスの良さだ。時間調整や予約は正直仕事でやりまくって飽きているので、家にいる時くらいは気楽でいたい。自分の都合(主にお腹の空き具合)にあわせてふらりとキッチンにいき、そこにいる人と話す…些細なことだが一人暮らしではなかなかできないことだし、このご時世からかなそうできることは貴重なのかもしれない。
まあ、キッチン行っても誰もいなくて「真っ暗やん笑」ってなることも時々あるけど笑