幼少期より、口が開きっぱなしなことが多いと母に指摘されてきた。
口周りの筋肉が弱いのか、口の大きさに対して前歯がでかいのか、原因はわからないが私は気づくと口が開きがちな子供だった。
母はそれを気にしていたようで、口を開けている私を見るに付け、口を閉じさせるのだった。
小学生の時にはついに歯列矯正を行った。もともと前歯の並びが悪かったので、見た目を直すという目的が大きかったとは思う。しかし、前歯がうまく収まって、口が開きっぱなしなのも治ってくれれば…という思いもあったのではと、今になって思う。
さて、口が空いていると見た目が悪いことは言うまでもない。しかし、もう一つ弊害がある。それは、いびきをかきやすくなってしまうということだ。最近はスマホの睡眠アプリでイビキの有無や長さも計測できるらしいのだが、例えばある晩は合計8分いびきをかいていましたよとかいうことが記録される。
以前はいびきかいてるのかあ…くらいしか思っていなかったのだが、最近になり本気でいびきを治したいと思うようになってきた。理由は二つある。
ひとつは、旅行が増えたからだ。とくに、同性の友達との旅行や彼氏との旅行だと、わざわざ個室を取らずに2人で一部屋を予約したりする。その状況でいびきをかいたら相手にはほぼ100%聞こえてしまうわけで、恥ずかしい。
もう一つは、ひとつ目と似ているが、シェアハウスの影響でキャンプに行くようになり、これまた複数人でテントを共有して寝ることになるからだ。しかも、テントは薄いので、ヘタをするとお隣さんまでいびきがダダ漏れする。お隣さんにまで自分をいびきを聞かれていじられるなんて、恥晒しもいいところである。
そんなこんなで、主に趣味を楽しむ上でいびきが気になるようになってしまった。なんとか治せないものか…しずかに奮闘する予定だ。