私は料理が苦手である。
料理と文章を書くこと、どちらが好きかと言われると断然後者である。文章を書いているときは、こんなことを書こうとか色々思いつくのに、料理になるとさっぱりメニューが思いつかない。手持ちの材料で何が作れるのか、考えても思い浮かぶものはかつて使ったことのあるもの（しかもヘビロテ）ばかりである。
シェアハウスに住み始めて、よくもそんなにメニューが尽きないなあ…と思うほど料理がまめだったり、うまい人を見かけた。同じ料理でも作り方が違っていたり、見た目が全然違っていたりして面白かった。
1番驚いたのは、自分で燻製料理を作っている人がいたこと。そもそもなぜそんなキットを持っているのか…一人暮らしをかつてしていた時には買おうと微塵も思わない（少なくとも私はそうだった）器具をいかにして手に入れるに至ったのか、きになった。
また、家でピザを焼く人、インスタグラムで見つけたおしゃれメニューやTikTokでクリエイターの方が投稿していた料理を再現する人もいた。私も料理アカウントはフォローしているのだが、もっぱら見るだけでレパートリーが増えているわけではない。アプリを終了したらメニューも忘れるほどであり、それは料理を学びたいというよりも、料理の動画を見て調理をした気になって満足しているに近い。
そろそろ見よう見まねで、レパートリーを増やしてみようか…。
