北海道チーズ蒸しケーキ、という菓子パンをご存知だろうか。チーズの風味が強い、しっとりしたチーズケーキである。食感はソフトで重たくないのに、しっかり食べた感じがある、絶妙な満足感をもたらしてくれる。
私はこの蒸しケーキが大好きで、たしか小学生の頃から食べている(祖母がよく買い与えてくれた)。私は過去の食当たりなどのトラウマからあまり菓子パンは食べないのだが、この北海道チーズ蒸しケーキを筆頭に蒸しケーキだけは食べられるので、だいぶ長い間食べ続けている。
さて、先日モヨスパ(最寄りのスーパー)で、このチーズ蒸しケーキのミニ版を見つけた。4個も入っていて、朝ごはんに良さそうと思い買ったのだが、開けて驚愕。
北海道チーズ蒸しケーキのアイデンティティと言ってもいい北海道のマークが着脱可能形式だった。
これではただのチーズ蒸しケーキ…。まるでタコのないたこ焼き、チーズのないチーズハットク…と思いながら食べたのだが、味と食感は間違いなく本物だった。
ちょっと衝撃的だったけど、他方で変わらない美味しさも味わうことができ、ひさびさにこの蒸しケーキの印象が自分の中で強くなったのであった。
アイデンティティは薄れたとしても、このサイズ感は嬉しいので、また買おうと思う。