シェアハウスに引っ越したことをきっかけにキャンプに誘ってもらうようになり、入居から約半年で3回キャンプに行った。雪が降ったり、雨がひどかったり、終日晴天のキャンプには恵まれたことがいまだにないのだが、ちゃんと体温調整と雨水対策さえできていれば、悪天候でもキャンプは楽しめるということを学んだ。
さて、今週のお題は「キャンプ」らしい。せっかくなので、記念すべき(?)人生初のキャンプの思い出を、反省とともに振り返りたいと思う。
初キャンプ@浩庵
山梨県にあり、千円札の裏側に描かれている富士山はこの湖から見た景色である、ということで有名なキャンプ場。初キャンプでかなりいいところに連れて行ってもらった。
初めてのキャンプ故、道具を持っていないどころか触れたことすらなく、経験者にいろいろ指示してもらいつつ、可能な労働力を提供。テントってこういう仕組みなんだ~といろいろ学ぶ。
初春にいったが、この快晴の状況でもだいぶ寒かった。ユニクロかワークマン女子で、あったかくて動きやすいズボンとか買ってはいていけばよかったと後悔。
めちゃくちゃ寒かった分、晩御飯は美味しかった。晩御飯はお鍋と焼き肉。それから道中買い込んだお菓子やお酒。テント泊だからドライバーもお酒を飲めるのがいい。
スウェーデントーチという単語を初めて聞き、実物を見た。長時間燃えるし、料理もできてとても便利。料理が落ち着いたら、花火なんかもした。
夕食後、雪がふってきたのでテントへ戻りそのまま就寝。焚火で髪の毛はすごい匂いだが、気温は0度で、これでシャワー浴びたら凍死しそうということで、歯磨きと洗顔だけにとどめる。こういう状況は学生時代のバックパックや遠征で慣れていたので割と平気だった。
キャンプ場の夜って早いんだなあとということと、その辺のマナーを初めて知る。
そして、夜はキャンプ経験が豊かなハウスメイトに借りたコットの上に、防寒具でミイラの様にぐるぐる状態になりながら就寝。コット超快適。しかし、不慣れな環境と寒さ(凍えるほどではないが、こんな寒さで寝たことなかった)になれず、全く眠れなかった。2回目のキャンプ以降は眠れるようになったけれど、こればっかりは慣れがものをいう気がする。
そして、翌朝テントの外に出ると、そこは雪国だった(雪の量からすると大げさかもしれないが、寒さからすると全く大げさな表現ではない)。
テントや食器の片づけはとんでもなく寒く、大変だった。が、その後近場の温泉にみんなでいき、十分あったまったので、それも笑い飛ばせる思い出に昇華。
温泉であったまった後は、山梨名物のほうとうを食べに行った。鹿肉ほうとうって初めて食べたけど、意外と癖が少なくておいしい。
初キャンプ中の自分と今の自分
初キャンプ、初めてのテント泊はほぼ眠れず、こんなに疲れるならキャンプもうしないかも...とも思ったが、それはキャンプ飯と、明後のおしゃべりと、翌日の温泉とほうとうで完全に相殺された。
そして、ここでいろいろ世話を焼いてもらったハウスメイトとのちに付き合うことになり、なんならキャンプにも行くし、ちっちゃいものからキャンプを購入するようになるのであった。要は、キャンプに完全にはまってしまったのである。
人生、どこにどんな「契機」が転がっているかわからないなあと思う。