はてなブログベータ版で、他のブロガーの方が立ち上げたお題に参加することができるようになったらしい。
早速見てみたところ、いろいろなトピックがありおもしろかった。手始めに、自分の経験が書けそうだと感じたのトピックをピックアップ。今回のテーマは
というものだ。
失恋自体は何度か経験しているが「大失恋」となると数は限られる。私の場合は1回だけだと思う。というか、その1回が抜きんでているので、他が比較対象にならないとった方が正しい。
大失恋の経緯
手短に話すと、2年半ほど付き合った元彼と別れたのが私の中では唯一の大失恋になっている。別れた経緯はいろいろあるのだが、端的に言うと私がわがままだったことと、仕事をしていたら価値観が変わってしまったことに尽きる。特に後者の影響は無自覚だったが大きくて、あるときふと「彼氏と話すより、会社の人と話す方が有意義で楽しいな」と気付いてしまい、それ以降デートにモチベがわかなくなったのであった。
そんなこんなで私がデートをてきとうに済ますようになり、ある日喧嘩をきっかけに電話でふられた。ふられたのは土曜日だったので、とりあえずその日は泣いた。そして、仲の良い友達には彼氏と別れてしまったことをLINEで速報したのだった。
大失恋から2日で立ち直らせてくれた親友
大失恋と言っておきながら、私は2日で失恋から立ち直った。まあ、もともと私の価値観の変化などで彼氏とはあまりうまくいっていない時期が長く、もうダメかもなと思っていた(=予想外な失恋ではなかった)ことも、立ち直りを早めた理由ではあると思う。
しかし、それだけではなく、大失恋翌日に親友が電話で話を聞いてくれたから、という理由が大きい。
涙が落ち着いてから親友と電話
親友には別れた直後にLINEでその結果を報告してはいた。ただ、そのときは私も涙が止まらず、人と話せる状況ではなかったので、一人で目を真っ赤にして泣いていた。ただ、1番立って涙もおさまり、なんでもいいからとにかく今回の失恋について誰かに話を聞いてほしくなった。
これは失恋に限らずだが、私は何か自分のキャパシティーを超える大きな出来事があると、それについていろいろ考えつつも頭の容量が足りなくなり、新しいことを考えるために自分の頭の中の考えをいったん吐き出したい衝動にかられる。語弊を恐れずに言えば、瀉血に近い感じ。
そんなわけで、涙も収まって普通にしゃべることができるようになったタイミングで親友に電話で話を聞いてほしいことを伝えた。親友は
「昨日何も言わなかったから放っておいたけど、そういってもらえてよかった」
と言ってくれた。
もう別れたと思っていた
失恋から1日半たって、親友と電話し、今回の件を話した。親友には、付き合った直後から彼のことを話していたので、話もサクサク進んだ。ここまで、私は完全に失恋モードだった。
話を一通り聞き終えた親友は、なるほど...と少し考えた後、
「あなたと彼氏さんの喧嘩の話、1年くらい前に聞いたけど、その時以降君と彼あってないと思ってたよ。なんなら、あの後別れてたと思ったけど、まだ付き合ってた方が意外だった~」
と言った。これは大変な驚きだった。
客観的な自分について聞き、あっさり冷めて、覚めた
実は失恋の約1年前、私は彼氏と大喧嘩をしていた。そのときの彼氏の対応は、まあまあ私の理解を超えていて、驚いた私は親友に相談をしていたのであった。そのとき親友は彼氏の行動を信じられない、と言っていて、わたしを励ましてくれたのだった。
その後、まあいろいろあって結果的には彼氏と仲直りをしたのだが、親友はその時から私と彼が合わないと思うようになったらしい。ただ、彼女が優しく、親友であっても他人の恋愛に干渉をしない性格だったこと、そして私と彼が遠距離恋愛でデートをほぼしないので、付き合っているのかどうかはたから見るとわからない状態だったことから、彼女は「もう別れていたと思っていたよ」と言ったのだった。
彼女に客観的な意見を述べられ、私はなんとなく、私と彼は別れるべくして別れたのだと思えた。それまでは復縁できればなんて思っていたが、親友が「合わないよ」と言う相手と復縁するために頑張れるかと言われると、もうモチベーションもわかなくなっていた。なにより、恋に盲目になって、はたから見ると別れてもおかしくないような喧嘩もしたのにお付き合いを続けていた自分に覚め、恋愛にも冷めた。
こうして、親友の一声で私は失恋モードから覚め、ついでに数カ月恋愛からも距離を置くことになった。
冷静になってから自分を顧みたのが良かったのかも
大失恋から立ち直った直接のきっかけは、親友の言葉だったが、自分がそれをあっさり受け入れらる状態にあったことも大事な要素だったと思う。具体的には
- 親友との信頼関係があったこと
- 親友が私の事情を知っており、バックグラウンドを理解していたこと
- 私が自分自身を冷静に見つめたいと思っている状態で話を聞いたこと
の3つがそろったからこそだったと思う。
そして、この件で親友の大切さとありがたさに気付いた私は、ますます親友と一緒に遊ぶようになったのだった。遊びすぎて、親友のお母さんが「あのこたち、二人ともずっと一緒に遊んで、彼氏とかできないのかしら」と心配するレベルには一緒に遊んだ。
今は大失恋のことは完全に過去の出来事であり、元彼の痕跡はすべて削除し(女子あるある?)、別の人とお付き合いしている。過去を引きずらずに新しい恋愛を楽しめているのは親友のおかげ、と思っているので、これからも彼女との関係を大切にしていきたい。