元シェアハウス住人の日記

とあるシェアハウス住人の日記。シェアハウス要素のない日記も多め。キャンプ初心者。休日はお出かけ派。逆流性食道炎で、お酒を控えて「腹八分目」を実践中。

送別会

シェアハウスの退去に伴い、ハウスメイトが腕を振るって送別会をしてくれた。

シェアハウスだけでなく、会社でも友人との間でも送別会はあったのだが、シェアハウスの「なんでもあり」な送別会はとても楽しかった。

写真を撮るのを忘れていたことが本当に悔やまれるのだが、とにかく、ありとあらゆる和食を食べさせてもらった。

私のリクエストで、(仕事終わりの疲れているときだというのに)お好み焼きを作ってくれる人、寿司をテイクアウトに行ってくれた人、ふるさと納税飛騨牛すきやきや馬刺しをふるまってくれる人、特製のやきうどんやチャーハンを作ってくれる人、やきとりをかってきてくれる人、そしてとっておきのワインを出してくれる人など...一食でどれだけの種類とカロリーを摂取しただろう、というくらいに豪華な食事だった。

リクエストをしたら「関西弁を話さない関西在住の人がつくります!」といって焼いてくれたお好み焼き。

豚キムチ

送別会は、開かれるよりも開く回数の方が多く、主賓という立場は慣れなくて心がむずむず、かゆいきがした。立場になれていないがゆえに、私が最初の寿司を取らないと、他の人が寿司をとれないという状況にも気づかなかった(私がとった直後にみんなが構えていたように寿司を食べ、5分でなくなった)。

たくさんご馳走にになったので、彼ら・彼女らが私の新しく住む場所に来てくれることになったらぜひ案内と、とびきりのご飯はごちそうをしたいと思う。そうして人の縁はつながると思うので。

他方、個人との縁はつながっても、シェアハウスを出てしまった以上、あの空間を共有することはもうできなくなってしまった。こんな風にみんなで持ち寄りでご飯を食べることもなければ、誰かのふるさと納税返礼品を「これどうやってたべるの?」とか、「特製チャーハン作ったので食べて!」という会話に入ることはないのだなと思うと、少し寂しい。

短い間だったが、本当にいい空間だった。せめて人の縁だけでも、今後太く太く、つなぎ続けていきたい。