先日、母と、初めて串家物語にいった。
なんとなく、昼ごはん食べたいけど、何を食べたいかという希望まではない...というときに、ちょうど串家物語の前を通りがかった。
おそらく、普通なら通り過ぎたと思うのだが、その店の入り口から、チョコファウンテンが見えており、私も母も、そのチョコファウンテンに完全に惹かれてしまったのだ。
食べることだけを考えると、なんで串とチョコなのだ、と思うが、そこは「串家物語」の、顧客がセルフで串にささった食べ物を液体に突っ込んでから食べる形式を採用しているからこそだろう。串揚げなら、肉や野菜を167度の油に突っ込むが、スイーツであれば国に刺さったスイーツをチョコファウンテンに突っ込むのだ。物は違うが動作は酷似している。考えたひと、すごい。
ちなみに、串家物語のランチは食べ放題形式なので、完全空腹でない状態で行くのは、胃袋にとってはベストコンディションではないかもしれない。しかし、その時の私たちは、とにかくチョコファウンテンにマシュマロやシュークリームを突っ込む、ということをしたい気持ちが高まっていたので、気持ちの面では万全の状態だった。
串揚げ(セルフは初めて)を30分程度楽しみ、腹7分目になったところでデザートに移行。入り口で見えた、あのチョコの噴水…ならぬ「噴チョコ」にスイーツを浸し、席に持ち帰ってほおばったのであった。
「あのチョコファウンテン、ぜったい子供とかの興味を引くよねー。つい入りたくなっちゃう」
などと言いながら、我々こそそれに惹かれて来店したんだよ、と己を顧みつつ、ランチを楽しんだのであった。老若男女にうける串家物語のランチ、チョコの噴水が枯れないうちに、また是非行きたいところである。