元シェアハウス住人の日記

とあるシェアハウス住人の日記。シェアハウス要素のない日記も多め。キャンプ初心者。休日はお出かけ派。逆流性食道炎で、お酒を控えて「腹八分目」を実践中。

彼氏実家

少し前の話になるが、年末年始に一時帰国した。今回は、日本の年末ラッシュと時期が被ってしまう関係で自分の実家には行かず、彼氏の実家に滞在させてもらった。

初めましてでいきなり数日間滞在させてもらうなんて、図々しさにも程があるが、彼氏いわく、賑やかなのが好きな家族なので全く問題ないとのこと。うちの実家も、彼氏に限らず、友人を泊めたりしているので、たぶん価値観が近いのかなと感じた。

ご両親に加えて、お姉さんのご家族とお兄さんと、ワンちゃんまで出迎えてくださり、とても楽しい時間を過ごせた。終始緊張しっぱなしではあったけど。

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そういえば、全然関係ないけど、彼氏の実家付近でデートした際、私は人生で初めて蟹味噌を食べました。思ったほど生臭くなくて、おいしかった🦀

ユニクロのフリース(2023年版)

先日、ユニクロでフリースを買った。

https://image.uniqlo.com/UQ/ST3/AsianCommon/imagesgoods/449753/item/goods_09_449753.jpg?width=700

ある寒い日、ちょうどその翌日に出かける用事があり、何か暖かい服がほしくなっていたところでみつけた。もふもふの手触り、海外だったので少し値段は高かったが、気持ち良すぎて購入してしまった。

実は、昨年バージョンのフリースも購入していて、これがよかったのでリピートしたというのもある。

もふもふであったかい上に、ポケット(けっこうでかい)がついているのでスマホや財布も入れられて便利だ。

現時点でフリースを3着持っているが、あまりに着心地がいいので、もう1着色違いを買おうかとまようほどである。う~~ん。まようう。

わたしの「恋愛遺産」

「恋愛遺産」という言葉を聞き、なんて言い得て妙だろうと思った。

この言葉は、桃山商事『モテとか愛され以外の恋愛のすべて』(2019年、文庫ぎんが堂)という本に登場する言葉で、過去の恋愛の思い出がこもったものまたは場所を指す。この本で挙げられていた例としては、元カノの匂いが残ったリネンとか、元カレが設定したままの「テレビの視聴予約」などがある。

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「恋愛遺産」という言葉は一般的ではないが、この言葉が当てはまるものや状況を見聞き、または持っているという人は少なくないであろう。かくいう私にも、そういうものはある。そこで、今回は、過去の思い出を少々恥ずかしくなったりしつつ掘り起こし、自分の恋愛遺産を外観したい。

「マネーの世界史」

これは、Kindleで買った書籍で、購入してもう3年経過しているが、未だに半分くらいしか読んでいない。なぜ買ったのか、そしてなぜ途中で読むことを放棄したのか。

まず、これを買ったとき、わたしには気になっていた人がいた。彼は金融系の機関で働いていて、貨幣とは…通貨とは…みたいなビジネスから少し掘り下がった「そもそも論」みたいな話話するのが好きだった。しかし、私は金融専攻でもなければ、仕事で触れるのは為替レートくらいで、全く話についていけない。そこで、話を合わせるために知識を身につけようと思って買ったのがこの「マネーの世界史」だった。もともと歴史の本は好きで「奇書の世界史」とか「サピエンス全史」とかを読んでいたので、Kindleに「マネーの世界史」が変わってもなんの違和感もなかった。

購入後、この本を読み進めるも、あまり金融に興味がなかったからか、全く読み進められない。歴史に興味があっても、歴史を掘り下げるターゲット(ここではマネー)に興味がなければ、読み進められないものである。Kindleの良い機能として「何冊分ものデータを持ち運べる」ことがあるのだが、この機能のおかげで、私は「マネーの世界史」よりも後にダウンロードした書籍を次々と読み終えていった。興味がある本は一気読みできるか、そうでない本は読書スピードが鈍化する。とはいいつつ、この時点では、読む本がなくなると「マネーの世界史」を開いてはいた。

そうしたある日「この人は脈なしだな」と判断する出来事があった。クリスマスを数週間後に控えたある日、二人でご飯に空かないかと私が提案した。候補日をいくつか列挙し、その中にクリスマスイブとクリスマス当日を入れておいた。クリスマスわ選ばなければフリーということだし、選ばなければ一緒に過ごしたい誰かがいると判断できそうだと考えたからだ。結果、彼はクリスマスの2週間前の週末を選んだ。

食事当日、スープカレーを食べ、腹ごなしに散歩をしたあと、夕方前には解散した。陽気のいい日曜日の昼下がり、まだ日の傾きすら感じられない早めの時間だった。爆速で終了したデートに、もうこの人を追いかけても無駄だ、と諦めがついた。

こうして、相手への興味を失い「マネーの世界史」が開かれることはなくなった。この本を最後に開いた日はしばらく前で止まっている。Kindleは、最近ダウンロードした書籍や、最近読んだ書籍のデータを上に表示するという機能があるため、「マネーの世界史」は何スクロールもしないとそもそも表紙すら見えない、下の地層に表示されている。この表示位置も含めて、わたしの恋愛遺産になっている。好きな人ともっと話したいというピュアな思いから買った本だったが、読み終えるよりも前に、相手への興味を失った。もともと本のテーマに興味があったわけではないので、その後、本は開かれなくなった。

後日談①

あのクリスマス2週間前のデートから約1年後、あの金融系マンと会う機会があった。複数人で、二人で話したのは10分ほどだったので、仕事の話をメインに、お互いのプライベートについては話さなかった。これを最後に、金融系マンとはあ会ってない。
しかし、先日、SNS(相互フォローはしたまま)を見ていたら、なんと金融系マンが結婚を報告していた。いつから相手がいたのかわからないが、ひょっとしたら、あの私が一緒に過ごせなかったクリスマスは、そのパートナーさんと過ごしていたのだろうか。確かめる術も、必要性もないが、可能性を考えて、私はひとり勝手に気まずくなるのだった。

後日談②

時間軸が少し戻るか、気になる相手とクリスマスを過ごせなかった私は、とにかく自分自身を忙しくして恋愛のことを忘れようとしていた。年末は資格試験(これはだいぶ前から申し込みしていたもの)を受け、新年にはなんと引っ越しを決めた。そのうち引っ越ししたいとは思っていたが、意を決して実行に移した。

結果として、この引っ越し先だったシェアハウスで今の彼氏に出会って、いまに至る。

rainsound.hatenablog.com

あのとき、あの相手への興味を失っていなかったら、この引っ越しもなく、今の彼と出会うこともなかったかもしれない、と思うと人生は何がどう絡み合って巡り合うのか、本当にわからないなと思った。ちなみに、今の彼は全く金融とは関係ない仕事をしているので「マネーの世界史」か開かれることは引き続きなさそうである。

【国勢調査】専業主婦と共働き、子供が多いのは?

メルマガを読んでいたら、面白いレポートを見つけた。

「専業主婦世帯は子どもが多い」という誤解、というタイトルである。

www.nli-research.co.jp

このタイトルに対して「そうなんだ(驚)けどこの賃金水準ならそうなるよね」と思って読んでみた。

ざっくりいうと、国勢調査をもとに、夫婦の子供の有無や人数を見た結果をまとめたレポートで、妻が主婦の場合と働いている場合を比較すると、一人っ子または子供がいない割合は主婦の場合に高く、子供が2人以上いる割合は妻が働いている(=共働き)場合のほうが高い、というものだった。

そして、このレポートの一番大切な部分だと思うのだが、この結果を見て予想外だった、という感想を持つ人ほど、きっと心のどこかで女性の社会進出が少子化に影響していると思ったり、女性は育児に専念したほうがいいと善意で思っているのではないかということである。くわしいことはレポート本文を読んだらいいと思うのだが、そういう善意からくるバイアスはぬぐいにくいし、いまだに世の中に蔓延っていると筆者は指摘している。

女性は仕事よりも育児に専念したらと思って口に出す前に、まずこういう統計を見て、事実を客観的に捉えないといけないよな、と思った。

足元注意

今週のお題は「ゾッとした話」だそう。

最近ぞっとした出来事といえば、ある雨上がりの夕方のことである。

私が住んでいる地域は、一時期、夕方にどっと雨が降ることが頻繁にあった。

それ自体は慣れているのでいいのだが、注意しなければいけないのは雨上がりの方である。

私が住んでいる場所は、いわゆる亜熱帯気候なので、虫がわんさかいる。

絶対数も多いと思うし、種類も多様だ。たとえば、Gとか見かけない日がない。

そして、私がぞっとしたのはまさにGである。

 

雨上がりの夕方、晩御飯を食べてから帰ろうと思い、会社の近くの飲食店に歩いて行った。雨が上がった直後だったので、すごくじめじめしていたし、歩道も濡れていた。

ご飯は美味しく、満足したところで店を出た。そして、数歩歩いたところで目の前に網目状のふたがかかった排水溝を見つけた。排水溝自体は、たくさんあるのだが、その排水溝は、たまたま飲食店街にあり、しかも、たまたま雨上がりだったこともあり、Gがうじゃっといたのである。

こちらのGは結構でかっくて、まあ私の親指くらいの大きさだっただろうか。行きしなに気付かなかったことと、うっかり排水溝をまたいでいたらと思うと、ぞっとする。こちらで見かけるGは日本と違って人なれしているのか、あまり動かない(もちろん、逃げ足は速い)。だから、ちゃんと足元を見ないと本当に踏んでしまうことがあるのだ。

 

それ以降、私は排水溝の網の上を歩かなくなった。いまここにGがいなくても、きっと雨上がりのときにやつらがここで休んでいただろうと思うと、気持ち悪く感じるからである。さらに、あるスマホもしなくなった。排水溝に限らず、その辺の道にGがいて、踏んづけそうになることがときどきあるからである。

見るだけでも嫌なのに、さらに踏みかけるとなるとぞわっとする。慣れたくはないが、心臓にわるいので、なんとかならないものだろうか。

遠距離恋愛開始から150日

私の転勤に伴ってスタートした遠距離恋愛が、だいたい150日経過した。

この記事から本ブログを知った人もいると思うので、改めて書いておくと、私はシェアハウスで彼氏と出会い、結果的にお付き合いの当初から半同棲をしていた。付き合い始めて11カ月ほどのところで、私の海外転勤により遠距離恋愛がスタートした。

さすがに150日たつと、どういうときに喧嘩しやすいとか、どういうときに相手が恋しくなるとか、そういう傾向が見えるようになってきた。せっかくなので、この機会に振り返りをしようと思う。

喧嘩になりやすいとき

ホルモンバランスなど、自分ではどうしようもできない状況もあれば、異性と二人きりの食事を控えるなど、自分でハンドルできる場合もあった。

  • うっかりLINEで要らないことを言ったとき
  • 生理前のモヤモヤ期、イライラ期
  • 異性と一緒にご飯に行く報告をしたとき
  • 相手が忙しいときに電話をした/長引かせたとき
  • 電話をいい雰囲気で切れなかったとき

異性と食事に出かけるときは事前に報告することがお互いのルールになっている(遠距離恋愛でなくてもそうだった)。ただ、事前報告があっても、できれば行ってほしくないのが本音のよう。とはいえ、ひとりで海外に来てみると、相手の性別を選べるほど現地に友人がおらず、現地でネットワーク強化するつもりないのか?という気もしてしまう。現時点では、食事はなるべく昼にいくことと、食事の約束をする前に彼氏がいることを話すこと、そして食事に行ったらちょっとでいいので惚気るようにしている。

また、相手が忙しいときの長電話は、自分がやられても迷惑なので、いちど怒られてから猛省した。それから、彼氏にとっては、電話を切るときに、さみしさで「もう切るの?」と言われるのが嫌らしい。私は結構そういうのをしてしまうタイプだったので、こちらも注意されてから、なるべくスパッと切るよう心掛けている。

相手が恋しくなる時

遠距離関係ないものばかり。

  • 体調が悪いとき
  • カップルが楽しそうにデートしているところを見たとき
  • デートスポットを見つけたとき(実店舗等だけでなくSNSも含む)
  • 1人で入りにくいお店をみつけたとき
  • 1人で旅行しているとき

ちなみに、単身赴任だと、料理一品のボリュームが多いお店や、カップルが多い店はとにかく入りにくい。彼氏に限らず、友人でも家族でも、だれか一緒にきてくれたらな~というお店は結構ある。

また、1人で旅行しているとき、目的地に着くまで等、頭を使っているときは何とも思わないのだが、目的地についてきれいな景色を見たり、おいしいものを食べたり、はたまた帰路についておちついたときに、ふとこの場所に一緒に来たかったな~とか、連れてきたいな~と、相手のことを想うことがしばしばある。

会いたいけど会えないときの気分転換

これも、遠距離関係ないものが多め。

  • 仕事、趣味、勉強に集中する
  • お出かけする

ちなみに、出かけると、なるべく写真撮影や地図検索のためにスマホのバッテリーを残しておこうと思えるので、LINEで返信来ないかな!?とか気にすることも減るので良い。

遠距離で変わったこと

これは、上述の気分転換にもかかわるが、彼氏と一緒の時間を過ごすことが減ったので、同じシェアハウスに住んでいた時と比べて、自分の趣味に全振りするようになったと実感する。もちろん、環境の変化で、日本でできていたことができなくなってしまったという理由もあるのだが。

例えば、彼氏と一緒にいたときは、彼氏が仕事で忙しかったので、泊りがけの旅行をすることはほぼなかった(キャンプはしていたけど)。ただ、一人になった今は、自分のペースで節約をして浮かせたお金で、生きたいときに泊りがけの旅行に行くことが増えた。150日間の間に4回、つまり、だいたい毎月泊りがけの旅行に行っている計算になる。彼氏といたときは、金銭的にも時間的にもできなかったことだった。

泊りがけの旅行にいったときは、旅先で撮った写真を(勝手に)送っているので、彼氏もときどきは楽しんでくれているかもしれない。

旅先で撮影した一枚。

これからも、喧嘩の「傾向と対策」を意識しつつ、さみしいときは別のことに意識を向けて、うまく遠距離恋愛を続けていけたらいいなと思う。

今週のお題「30万円あったら」

今週のお題は「30万円あったら」というものである。

100万円よりも現実味のある数字。社会人ウン年目の、ちょうど先月末に賞与を受け取った身からすると、結構生々しい数字でもある(笑)

さて、突然ぽっと30万円が手に入り、これを自由に使っていいとしたら。

遠距離恋愛をしている私に真っ先に思い浮かんだ用途は、彼氏に会いに行く、ということである。というか、これ以外に考えられない。

 

30万円あれば、値段にもよるけど2回は確実に会いに行けるし、うまーく需要ピークを避ければ3回会うことも可能かもしれない。ここは、航空券代を押し上げている燃料サーチャージの上がり具合による。ただ、これは2023年半ばに入り徐々に落ち着きを見せているので、時間が問題を解決してくれるパターンかもしれない。

www.cantour.co.jp

あとは、どの空港を使うかだ。私と彼氏にとって最も都合がいい(なんなら空港までの送り迎えができる)空港は、生憎LCCがあまり飛んでおらず、距離的に便利な空港を使うなら飛行機代が割高になりがちなのだ。もし30万円あったら、便利な空港を使って2回は彼氏に会いに行けるだろう(最近の価格を見ている限り、多分3回は無理)。

 

ただ、遠距離恋愛の人間にとっては、お金も時間も惜しいもの。できれば1分1秒でも長く一緒にいたいのである。それこそ、出国ゲートで相手が見えなくなるまで手を振り続ける、みたいなことを本当にするのである。

となると、便利な空港を使って2回会うより、多少距離があっても安いフライトで3回会いに行く方がいいかもなあ、など、妙にリアルな計算ができてしまう。夢と現実の狭間で、マージナルな妄想をみさせてくれる30万円。もしもの話ではなくて、本当に出てきてくれないかなあ。