元シェアハウス住人の日記

とあるシェアハウス住人の日記。シェアハウス要素のない日記も多め。キャンプ初心者。休日はお出かけ派。逆流性食道炎で、お酒を控えて「腹八分目」を実践中。

シェアハウスの恋愛事情(付き合う前段階)

以前別の記事で、シェアハウス恋愛事情について少しまとめた。端的に言うと、シェアハウスにもいろいろな種類があるが、住人同士の恋愛関係が生まれることもある、というのが結論ではあった。

rainsound.hatenablog.com

実は、かくいう自分も、今の彼氏はシェアハウスで知り合った相手である。具体的ななれそめは別の機会にまとめようと思うが、知り合ってからお付き合いするまでの過程で、シェアハウスならではだなあと感じたポイントがいくつかあったので、忘れないうちにまとめてみたい。

なお、このポイントはこの記事にもまとめた通り、住人の人数が多く、それなりに交流もある(交流をする人間の)場合であり、一般化できない点は留意いただきたい。

シェアハウスならではの「相手を知るポイント」

1.生活能力が一目瞭然

洗濯、身だしなみケア、料理など、シェアハウスで生活していればだいたい相手の生活能力というものはわかる。特に、料理については、たいてい厨房は共用なので、どんなものを作るのか、手際はどうか、片付けはちゃんとするのか、ということが丸見えになる。お付き合いの温度感にもよるが、付き合ってその後…まで考えるのであれば、付き合う前段階で生活能力が推定可能なのはかなりメリットなのではないかと思う。

ただ、個人の部屋などには立ち入れない(男女でスペースが分かれているなど)こともあるので「掃除ができる人かどうか」については、判断しかねるケースもある点は留意が必要だ。

また、これは恋愛云々以前に、シェアハウスで住むのであれば「できないと目立つ」ことなのだが、共用スペースを使った後の片づけができないのは、住人としてアウトとみなされることが多い。私の住んでいるシェアハウスでも、食器や料理などに対して「放置癖」がある人を要注意人物として、先に入居していた人から教えてもらったりした(まだ実害はないのだけど)。

2.食べ物の好みがわかる

1.にも関連するが、キッチンやダインングで顏を合わせると、だいたい相手が何を食べているのかなどがわかることが多い。どんな料理が好きなのか、辛いものは苦手なのか、お酒は強いのかなどがじわじわわかってくる。また、役立ったことはないが、○○さんは食後のコーヒーに砂糖を○グラム入れるとか、○さんはいつもブラックコーヒーを飲むとか、そういうことまでわかってしまう。

また、最近は新型コロナの影響で自粛気味だが、ハウスメイトで一緒にお酒を飲めば、誰がお酒に強いか、好きなお酒は何なのかということもわかる。さらに、お酒に強い人はお店で飲むとついつい出費がかさむので、宅飲みで経済的にデート(?)することもできる。

3.生活リズムがわかる

これも1.と関連するが、だいたいシェアハウスで生活していると、相手がどんな職業で、どの時間帯に勤務を行っているか、昨今であれば出社頻度がどのくらいか、ということがわかる。私が晩御飯を食べるタイミングでまだ業務時間の人もいるし、私よりも業務開始が遅いんだろうなという人(ティーブレイクしに行ったら、パジャマで遭遇した時など)もみかける。

また、お休みのタイミングがあわせやすいかどうか、というのもの把握できる。自分が土日休みなのに対して、○○さんはシフト制なんだな、とか。休みの制度が違うと、複数のハウスメイトで遊ぶ時も、日程調整時に配慮や前広な候補提示が必要となる。

4.素顔がわかる(※個人差あり)

ハウスメイトに見せる顔がすべてとは言い切れないが、だいたい「家ではリラックスする」人が多いと思う。シェアハウスで生活していると、2つの意味で相手の素顔が見えることが多い。具体的には以下の2つだ:

1.家にいるときの素の性格:

2.ノーメイク、ノーヘアスタイリング、部屋着など、オフモードの姿

どちらも細かく説明する必要はないと思うが、仕事をしているときとはまた違って、息抜きをした状態や、趣味・好きなものに没頭しているときの状態をみることができる。例えば、会社ではきびきびしている人なのに、家ではめっちゃ笑うしジョークも飛ばすとか。逆に、会社でも家でも社交的で、誰に対しても声掛けができる、といったようなオンオフがない要素=素の性格も見ることができる。

また、あえて見られようとしている人はいないと思うが、メイクをオフにした姿というのもみられるので、良くも悪くもすっぴんとそれ以外、眼鏡オンオフなど、素の姿を見られる(be seen/can see)。

5.デートに誘わなくても相手とそれなりに話ができる

これも大きいメリットだとおもう。例えば、偶然キッチンで顔を合わせてそのまま一緒にご飯とか、お酒をたしなむ、ということが起こるので、わざわざデートに誘わなくても相手と話す機会を得ることができ、自然と相手のことを知ることができる。

ただ、これは、それなりに生活リズムが同じで、共用スペース(だいたい厨房)で顔を合わせる頻度が高い住人同士に限られる。顔をあわせる頻度が低い相手の場合、シェアハウスで生活していたとしても、別途誘わないと2人で話すことは難しいだろう。

また、生活リズムが似ていて、顔を合わせる機会が多い相手と話をする機会があったとしても、2人きりになれるかどうかは別問題であることに留意する必要がある。2人きりでじっくり話したいのであれば、利用者が少ない時間に共用スペースを使うか、(ハウスによるが)予約制のスペースを使うか、あるいは普通のデートの様に、時間を決めてハウス外のお店などに行くしかない。

ちなみに、私の個人的な話をすると、今の彼氏とは①共用スペースで複数人で話す→②予約制の部屋で2人きりで話したり、深夜に共用スペースで駄弁ったり、2人ででかけて話す、というような流れを経ていった。2人でじっくり話したいのであれば、遅かれ早かれデート(的なもの)に誘う必要は生じるだろう。

6.一緒にアクティビティやイベントに参加できる(ハウスによる)

これはハウスと住人によるが、例えばハウスメイト複数人でおでかけしよう!ということが起こるシェアハウスもある。そうすると、付き合っていなくても一緒にお出かけができてシンプルに思い出になるし、家以外での相手の一面(気遣いできる人なのか、時間にルーズか否かなど)も見ることができる。というか、恋愛関係なく、シンプルにこれで仲の良いハウスメイトができるので、私はこういうのが嫌いじゃない人であれば、ぜひ参加することをお勧めする。

ちなみに私の場合、2人でのお出かけもしたが、それとは別に、付き合う前にハウスメイト複数人で泊りがけの旅行にも行った。いろいろ気遣いができる人なんだなあと、このタイミングで知ることができたので、シェアハウスと、企画者には本当に感謝である。

 

まとめ

シェアハウスで出会った相手とは、恋愛に発展しようがしまいが、料理をはじめとした生活能力や素顔、好みなどを普通の生活の中で知ることができる、というメリットがある。これらは、お付き合いのその先も見据えている場合は、付き合うか否かの判断をするときにも助けになるのではないかと思う。

また、その過程でもあるが、生活リズムが似ている相手であれば、顔を合わせたタイミングでお話もできるので、相手のことを知ることができる(私の場合、これで相手の過去の恋愛事情を知った)。ただ、深い話や核心的な話をしたいと思っていて、なおかつ2人きりにないたいというのであれば、シェアハウス内よりも、外のカフェやレストランなんかにデートするかしてお話をしたほうが良いだろう。