父の日が近いためか、ショッピングモールでやたらと贈り物用のお酒が並べられていた。
おもしろいのは、日本酒や焼酎、ワインなど、色々なお酒が売られているにも関わらず、父の日ギフトとして推されていたものの多くがウイスキーやブランデーだったことだ。
まあ、たしかに重厚感があって、透き通った鮮やかなブラウンの液体が入った瓶は、贈り物にぴったりな空気を醸し出している。
それに、ああいうお酒は、なぜかわからないが「紳士に似合う」お酒な印象がある。スーツを決めたおっさんが、ガーっと飲むわけではなく、香りを楽しみながらちびちびと楽しむお酒…そんなイメージだ。
私は、シェアハウスに移り住んでからウイスキーやブランデーを飲むようになったのであまり違和感がなかったが、ふりかえると若い女性でそういうお酒を楽しむ人は少ないような気がする。
もちろん、ハイボールとか、何かで割って飲むことはあるのだが、ロックで楽しむ人や、飲み会でもない晩酌でわざわざハイボールをチョイスする女性は私の周囲には少ない(ビールやワインが多い印象)。
イメージだけでなく、実際にも、ウイスキーやブランデーは、男性と相性がよい飲み物なのかもしれない。それに片足突っ込んでいる私はおっさんか、という感じだが。まあ、会社ではおっさんに囲まれ、シェアハウスで男女関係なく一緒に飲んでいたらそうもなるか。
でも、結局お酒に性別ってあんまり関係ないけどね。