回転寿司が好きな理由
世の中のお寿司は、回る寿司と回らない寿司に分けられる。後者はスーパーどで見かけるパックに詰められたタイプと、その場で握って皿に出されるものの2パターンがあり、後者が高級でおいしいとされる。
そして、私の舌もおなじようににんしきしている。しかし、わたしは圧倒的に回転寿司がが好きである。好きというよりも、楽しんで食べることができるのが回転寿司である、と言った方が正しい。
回転寿司のいいところは、自分の好きなネタだけ選んで食べられるところだと思う。
私は貝が食べられず、さらにいうと生のイカとエビも苦手なので、回らないお寿司に行くと「貝とかエビ出ませんように…」としんどくなる。そのため、自分が好きな魚だけ選べる回転寿司というのは非常にありがたい。
先日、職場の近くの寿司屋にうっかりランチに行ってしまったとき、回らない寿司が出てきた。結構高級で、一つ一つのお寿司は美味し買ったのだが、最後に出された3つがドラマ苦手なネタだったのに参ってしまった。結構高いから、残さず食べないと、と思い、頑張って飲み込んだ。好きなネタ美味しかったが「苦手なネタが出てくるから、あそこにはもう行けないかな…」という感想を抱いてしまった。
後日、平日休みをとって用事を済ませたことがあった。午前中に用事は済んだので、近くにあった某回転寿司チェーン店に行ってみた。1人回転寿司は初めてだったのだが、コロナ対策も相まってか、パーテーションに囲まれてお隣さんやお向かいさんと顔を合わせることもなく、寿司ランチタイムに1人集中して臨むことができた。わたしはサーモンや穴子が好きなので、それを注文。一般的に人気がある帆立やエビは苦手なので一切頼まない。終始魚しか食べない回転寿司ランチを楽しみ、お会計は700円ちょい。一つ一つの寿司の美味さで言えば、回らない寿司の方がレベルは高いかもしれないが、トータルの満足度でいうと、値段・ネタのいずれを加味しても圧倒的に回転寿司が勝った。
食事は、味はもちろんだが「食べられないものあったらどうしよう」という心配を抱えてしまうと十分に楽しむことができない。魚介類に苦手な食材が多いわたしにとっては、ハードルが高いお寿司を、絶対に楽しみ切れるものにしてくれる回転寿司は、とてもありがたいものなのであった。またいきたいな。